大好きな5人と、Sexy Zone 5pecial Performance in 東京ドーム へ寄せて

2022年の年末は、思いがけずたくさんの出来事があった。
思いがけずに怒涛で、本当に、夢みたいな5日間だった。
27日に会社のデスクで大切なお知らせのメールを見て、そのまま動画を再生したことがまだ昨日のようで、今もまだ、夢の中だったような気さえする。


メールの文面だけを見てすぐにTwitterのトレンドを見て、そうか、と思ったことを覚えている。
そのままFCページの動画を再生して、色々考える間もないまま、インスタライブが始まった。
ぐちゃぐちゃの気持ちのまま、そこから5人のいろんなお知らせや写真や動画が、これでもかという程たくさん更新された。
こちら側のぐちゃぐちゃの気持ちに、ぺたぺた何枚も絆創膏を貼ってくれているような、そんな気がした。
これもこれもあるから大丈夫だよと言ってくれているような、気が付いたらかなしいの上にたくさんうれしいのプレゼント箱を積み重ねてくれているような、そんな気がして勝手に涙が出た。

大好きな5人がそのまま、変わらずにそこにいて、セクシールーレットとかいう伝説の産物が生み出されて、ゲラゲラ笑った。
更新がある度、変わらない大好きがあることに安心して、やっぱり大好きだが上書きされた。
でも31日が近づくたびに悲しくて、帰り道に曲を聴きながら泣いて家まで帰ったりした。イヤホンからは変わらず、大好きな5人の声が流れてきた。


卒業、というより、こんなに素敵な形でメンバーの背中を押して、いってらっしゃいが出来たことが今でもうれしい。
発表があってからカウントダウンコンサートが終わるまでずっと、さみしいとだいすきが隣り合わせで、それを全部、好きでよかったで包んでいるような、宝物を抱きしめているような、そんな気持ちだった。
そんな気持ちをずっと抱きしめたまま12月31日は終わって、2023年が来た。

 


怒涛の年末から月日も流れて、日常が戻ってきた1月の後半に、やっぱり突然メールが来た。
メールを開いて、動画配信中!の文字を見て、配信中の意味を理解するのに数秒かかった。
数秒かかって、どうしよう、と思った。
配信のチケットを購入して、みんなで同じ時間に見るものだとばかり思っていた。だからその時間に勢いで見られると思っていた。
ずっと、早く見たい気持ちと、見てしまったらこれで最後になってしまうことへの躊躇いを、ごまかしてきたような1ヶ月だった。
それでもやっぱり早く見たくて、家に帰って、深呼吸をして、自分の手で再生ボタンを押した。

あっと言う間に来てしまった最後の曲の予想はなんとなくしていた。
王道にSexy Zone(曲)か、Congratulationsでもいいし、Change the worldでもいいし、個人的趣味ならSilver MoonやI see the lightでもいいし、Dreamでもいいなと思っていた。
どの曲がきても、思い出が詰まりすぎていて泣いてしまうだろうなと思っていた。
だから5人で歌詞を書いてきた新曲の話が出たとき、正直に言うと、エッと思った。
初めて聴く、まっさらな曲を聴いて、ちゃんと自分がそこに気持ちを乗せられるだろうかと思った。
ちゃんといってらっしゃいができるだろうか、なんというかそういう気持ちで、曲が始まった。
 
5人が円になって外側を向いて始まったその曲は、Sexy Zoneの始まりみたいだった。
ジュニア時代からみんなが深い仲で、時間をかけて、デビューが決まったグループではないSexy Zoneの、年齢の差も、経験の差も、なによりまだみんな幼くて、そうやって始まった1ページ目のことを思ったりした。
 

「今は嘘でもいいから笑ってたいよ」の歌詞でまず最初に、心臓がぎゅっとなった。
ぎゅっとなって、31日を迎えるまでの自分のことを思い出した。
心の底からこれから先の道を応援したいと思えることが嬉しくて、本人の意思を後押しする4人も、全部まとめて大好きだと思っているのに、その気持の裏側に、1㎜でもさみしいと思ってしまう自分がいることがずっと後ろめたかった。
床でひっくり返っていやだ~~~!!!!と大暴れして大泣きしたら、ワンチャンどうにかならないだろうかと、一瞬でも考えてしまう自分が現れたりして、それにまた落ち込んだりした。

みんなが前を向いた顔で、笑顔の動画や写真が更新されるそんな中、31日を前に、更新されたそれぞれのブログのことを、多分これから先も忘れない。
さみしいという言葉がたくさん溢れていたそれぞれの文章を忘れない。
年が明けないで欲しいとか、わがままを言っていいならとか、心の内がたくさん溢れた文章に、ああ、よかった、同じ気持ちだと思った。
同じでいいんだと思って涙が出た。
さみしいの言葉のあとには必ず、「だけど」があった。
さみしいけど、それ以上にありがとうと笑顔で送り出すぞという気持ちがあること、それぞれのブログの文章に、本当に心が救われた。
応援したいの気持ちの隣に、さみしいがあってもいいんだ。
カウントダウンコンサートでは、みんなその通り、そういう顔をしているように見えた。
同じように、それでいいんだと思いながら、私もカウントダウンコンサートを見ることができた。
4人がみんな、ちゃんとあるさみしいの上に、その何倍も笑顔で送り出そうの顔をしていた。
「嘘でもいいから笑っていたいよ」の歌詞に、自分のことよりも相手の誰かを、そういうSexy Zoneの優しさを改めて感じて、涙が出た。


 
サビが終わって5人で横並びになった時、マリちゃんをセンターに、ちびーずをふまけんで挟む形で、結構もうだーだーと泣いていた。
「大人になった今わかった気がした 答えは誰にもわからないことを」と歌う3人に、ちびーずを見守るように、それぞれ歌うふうまくんとけんとくんに。

どうしたら一番いい形で最後の5人を届けられるか、誰にも正解が分からない答えを、たくさん提示してもらった5日間だった。
そうやって、みんなが平等に見られるFCで発表があって、みんなが中継で見られるカウントダウンコンサートで卒業があって、みんなが見られるFCページの無料動画という形で、5人の配信ライブが公開された。
「大人の決めたやり方それが正解なの」と歌っていた5人が、全員は無理だとしても、限りなく全員を置いていかないように、示してくれた答えを、改めて、ありがとうと抱きしめたかった。
こんなに素敵な5人を好きでいられたことを本当に良かったと、だってずっと思っていた5日間だったから。

みんなで肩を組んで歩く後ろ姿は、これまでにも何回も、記憶に残っている場面がある。
その姿の全部が5人ではなかったりもして、ああこれが本当に最後の5人なんだなとそこで改めて実感が強まったりした。


ラップを歌うマリちゃんを見るそうちゃんの顔が、本当に頼もしかった。
お休みをして、帰ってきてくれたそうちゃんは、ますます頼もしくなったな、と思う。
どれだけのつらいこと大変なことを乗り越えて、グループに帰ってきてくれたのか、こちら側が簡単に推し量ることは到底できないけれど
ライブの最後の挨拶をするそうちゃんの言葉は、これまでのそうちゃんの積み重ねてきたものの重さが増して、毎回胸を打たれてしまう。
いい子すぎて、もっと自分を大切にしてねとまで思ってしまう。
自分の中の軸のようなものがしっかりした感じがあって、それをそうちゃんの人柄や優しさが包んでいる気がする。
シンメというものは本人たちよりファン側が取り立てて大事にしがちなイメージだけれど、そうちゃんがマリちゃんの話をするたびに、シンメという単語を口にすることがとてもうれしかった。
シンメという関係を、マリちゃんを、すごくとても、大切にしていることが伝わってきたから。
公演中もずっとそうちゃんがいい顔をしているから、ああもう強くなったそうちゃんだなって、強くて頼もしくなったなって、
その次の瞬間にぐしゃっと歪んだそうちゃんの顔に、涙が止まらなくなった。
ありがとうねって、これまでたくさんありがとうって、デビュー当時の2人と今の2人を、これまでの全部を、まとめて抱きしめたいような、そんな気持ちだった。


マリちゃんを見るけんとくんの視線の強さは、本当にお兄ちゃんみたいだった。
私が私のフィルターを通してみるけんとくんは、まったくこちら側に弱音を見せない人だ。
実はあの時こうだった、という話を、これまで何回も、もう通り過ぎて大丈夫になった後に聞いてきた。
マリちゃんを見るけんとくんの視線には、そういう強さがあった。
力強く前を向いて、鼓舞するようにマリちゃんを見る顔は、本当にお兄ちゃんみたいで、何か話したりないことはという振りに、今身長何センチなのと冗談を入れたけんとくんが、とても大人でスマートで大好きだった。
アイドルという仕事を全うしてきた、グループを引っ張るように走ってきたけんとくんで、それがすごく頼もしくて、グループの最年長ということを、改めて実感したりした。
「愛と献身を与える人」 5人へ宛てたメッセージの中でマリちゃんがけんとくんへ書いた、その通りの言葉を思い出す。
けんとくんの何に対しても100%の全力を、絶対に茶化すことなく受け入れてくれるマリちゃんが大好きだった。
年齢はいちばん離れていても、二人のお互いがお互いを一人の人間として、リスペクトしている関係が大好きだった。
けんとくんがマリちゃんへ宛てた年末のブログを、今でも読み返したりする。
あいしてるよ、からはじまるその文を、お兄ちゃんはさみしいという、一人っ子のけんとくんの心の内を、読むたびに抱きしめる。


ラップを歌うマリちゃんを見る、一瞬抜かれたふうまくんの顔が印象的だった。
ずっとさみしいが顔に貼り付いているようなふうまくんが好きだった。
さみしいとか、もう少しだけとか、そうじゃなくてもそういう言いにくいことを、いつも率先して言葉にするふうまくんが好きだった。
この曲の歌詞のどこを誰が書いたのか、まだ公開はされていないけど、どう考えてもふうまくんによって書かれているラップの言葉が、あまりにもふうまくんで苦しい。
「あたながいたから意味があったページだ」
この言葉を見るだけで、今でも簡単に涙腺が緩んでしまう。

あたながいたから、意味があったページだ。これまでの道のりを、全部丸ごと抱きしめた、こんなに愛にあふれた言葉を、他に知らない。
自分の伝えたい思いを、恋愛の曲に置き換えて歌うということはよくあるけれど、でもこれはそういう曲ではなくて、そういうたとえではない。
この曲に「ごめん やっぱりあなたが好きでした」という歌詞を入れること、それをマリちゃんが歌うということ。
こういう時には絶対にごまかさない、包み隠さず真っ直ぐなふうまくんを、どこまでも菊池風磨だなあと思う。
全員に話を振ったふうまくんに「ふうまくんはどうなの?」と聞いてくれるマリちゃんを思い出す。そういう2人が大好きだった。


勝利くんが、手のひらを大きく広げて、5!をしている姿を、いろんな場面でのその姿を、たくさん思い出せる。
MC中にどうですかと聞かれて、自分のことではなく、グループでどうやってどれだけ考えてこの決断をしたかを話す勝利くんが、どこまでも勝利くんで好きだった。
後ろを向いて涙をぬぐって、前を振り向く勝利くんが、5人を本当に大切にしてきたことを知っている。
年齢的にも立ち位置的にも、ずっと5人の真ん中で、センターに立ってきた佐藤勝利くんを、それぞれが歌いながら、顔を見合わせながら歌う中、目に涙をたくさんためて、一人まっすぐ前を向いて歌っていた勝利くんを知っている。
顔をゆがめないように、ずっと大きく見開いた目に、たまった涙がこぼれないようにしていた勝利くんが、明日笑顔で見送るんだ、絶対泣かないからなと書いていたブログを、私たちは知っている。
5人にこだわって、5人のSexy Zoneを守ってきてくれてありがとう。
これ以上なにが言えるんだろう、5人のSexy Zoneをずっと、大好きで、大切にしてくれてありがとう。


曲の最後にマリちゃんが言う英語の、最後のThank youで、今でも見るたびに涙が出る。
その何倍も思っている、こちらのありがとうが伝わって欲しいと思う。
ブランクを全く感じさせない歌と踊りと、5人の空気感と、変わらないマリちゃんの空気感がずっとずっと嬉しかった。
あまりにも変わっていないから、本当におしまいなことがずっと信じられないくらいだった。
配信ライブの後のマリちゃんが、実感がない、これで最後なのと言っていたように、マリちゃん自身もおしまいなことが信じられないような顔をしていたことが印象的だった。ちゃんとみんな同じ気持ちみたいで、それがさみしくて、嬉しかった。
アイドルになったことを後悔したことは一度もありません。の言葉が、心の底から嬉しかった。
自分が大好きなアイドルから、こんな言葉を聞けるなんて、これ以上に嬉しいことはないなって、大切にその言葉を胸に、頑張っていけるし、頑張ってねと思えることが嬉しかった。
マリちゃんが4人へ宛てたメッセージが、ずっと4人の近くにいたマリちゃんにしか紡げない言葉でたくさんの愛にあふれていたことが、これまでSexy Zoneとして過ごしてきた11年間の答えのようで、宝物みたいだった。
ドイツから日本へきて、アイドルになって、Sexy Zoneになってくれてありがとう。
歌が終わって、5人で肩を組んで、5人の真ん中で笑う、一番背の高い、一番背の低かった、いつまでもみんなの大好きなマリちゃんを見て、改めてそう思った。


最後、これでせーのを言って、Sexy Zoneと言ったら終わってしまうせーのを、
せーのどこからだ、せーのはいっの後だとか散々ワーワーやっていた5人が、肩を寄せ合って、息を吸って、マリちゃんが言ったせーのを忘れない。
それに続いた、もう何回も聞いた、これで最後の5人のWe are Sexy Zoneを忘れない。
Sexy Zoneを最後まで言えなくて、顔をぎゅっとゆがめた勝利くんを、忘れない。
言い終わったあとそれぞれがとてもいい顔をしていたこと、
Sexy Zoneを最後まで言えなかった勝利くんが、目に涙をたくさんためて言ったありがとうございましたを、絶対に忘れない。


画面が暗転して、映像が終わって、いい大人なのに声を出して泣いた。
いい大人なのに、声を出してうえーんと泣けるくらい、大好きな5人に出会えたことがうれしかった。
気付いたら、いくらお金を払っても、絶対に手に入れられない宝物をもらってしまっていた。


最後の曲が、Timelessで、本当に良かったなと思う。
過去の曲に思い出を込めるみたいなことをしなくても、新しい曲にこれから先も続いていく物語があったこと、それがこれまでの11年間の上にあったこと。
全部が全部、大好きなSexy Zoneだった。


これからアリーナツアーとドームツアーの円盤が出て、そのあとにまだ5人旅の映像も控えている。
カウントダウンコンサートや配信ライブや、いろんな全てを、またいちから見返すのが楽しみだ。
5人旅の映像が出たら、そこで5人の姿は一区切りになってしまうけれど、でもそこでピリオドではないことを、最後の5日間をかけて、これでもかというほど教えてもらった。
そういう5日間で、そういう11年間だった。


Sexy Zoneを好きになれた自分の人生まで、全部まるごと抱きしめたいと思わせてくれた5人に、何度ありがとうを言っても言い足りない。
Sexy Zoneを好きになれて本当によかった。
月並みな言葉になってしまうけど、そうでしかないからしょうがない。
これから先5人が進んでいく道が、いつまでもどこまでもたくさんの愛と光であふれたものでありますように。
たくさんのありがとうと、大好きだよを込めて。
Sexy Zoneに出会えた私の人生は間違いなく、5人がいてくれたから意味があったページだ。